よくある相談

Ｑ．開業するにあたり、個人事業か法人かで悩んでいます。
　　個人・法人のメリットとデメリットをお教えて下さい。

Ａ．　独立して開業する場合に悩むのが、個人で営業するのか法人にするのかです。

一般的には、最初は個人で行い、利益が安定してきたら法人にするなどと言われていますが、ひとそれぞれの考えがあり、なんとも言えません。
事業によっては、法人にしていないと対外的な営業に差し支えるとか、節税対策になるとかで法人化する人もいます。
法律的には、個人と法人の違いは個人が無限責任であるのに対して、法人は出資金範囲での有限責任であるということです。
個人と法人のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
個人経営
  • ・開業が自由である。
  • ・事業の内容が自由に変更できるし、選択も自由である。
  • ・経理事務が簡単であり、決算書等の報告義務はない。
  • ・会社設立の資金が不要。
  • ・無限責任である。
  • ・社会的信用の面で不利である。
  • ・所得税が累進課税であるため、所得が多くなると不利な時がある。
  • ・給与所得控除等の控除がない。
  • ・社会保険等に入れない。
法人経営
  • ・出資者は有限責任である。
  • ・社会的信用度が比較的高い。
  • ・法人税は比例税率で一律。
  • ・経営者は給与所得を取ることができ、所得の分散が可能
  • ・社会保険等に加入できる。
  • ・会社設立には法律による手続きが必要である。
  • ・事業内容等の変更には手続きが必要である。
  • ・経理処理や決算手続きが個人に比べ難しい。

 

よくある質問一覧